リバイバルつばめと湘南電車80系(S57.7)
先回のリバイバルつばめに続き、S57.7のリバイバルはと・つばめと湘南電車について…
1982.7.8付読売新聞によると「“特急復活”にもナワ張り」のタイトルで「はと」(下り)「つばめ」(上り)24・25運転 往復切符買えず?とあります。当初、「はと」だけの運転を企画していたところ、東京南・大阪両鉄道管理局が昔の管轄権をもとに対立、「はと」「つばめ」の片道運転になったとのことでした。
さて、私は青春18のびのびきっぷを用意、「はと」「つばめ」の撮影に望みました。
どうしても浜名湖の鉄橋で撮りたかった私は、東海道本線普通列車を乗り継ぎ、弁天島~新居町で「はと」を撮影しました。S56.7の「つばめ」と違い生憎の天気となりました。続いて、豊橋へ向かい、飯田線完乗を目指します。
豊橋駅に停まっていた辰野行きは80系300番台、いわゆる全金車でナハ10系と同等の車体構造を持ちます。豊橋を出発した80系は、名鉄との併用区間を快調に飛ばし、飯田線へと入っていきます。80系らしい高速運転を楽しめたのはこの併用区間だけでした。さて、吊り掛けモーター音も高らかに列車は山間へと向かっていきます。
佐久間での長時間停車を生かして、駅撮りしました。
急行列車の通過待ち、タブレット交換が行われていました。沿線はほとんどがスプリング式の矢羽根転轍機だったと記憶しています。旧型客車ではありませんが、停止間、コンプレッサーが停まるととても静かな車内なのが印象的でした。車内は薄緑色の内装、ドア隣の2人がけのロングシートとつり革を除けば、オールクロスでなかなか風格のある作りでした。80系電車は119系の投入で戦前の省電たちとともに姿を消しました。
辰野では長野発新宿行きの夜行列車を待ちます。途中、新宿行きのあずさ号が発車し、これに乗れば当日中に東京へ帰ることが出来るのですが、青春18きっぷ故、普通列車を待ち続けました。新宿行き夜行は115系300番台で東京寄りに2両の荷電を連結してました。窓を開けると前方から吊り掛けモーター音が鳴り響いてきて郷愁を誘いました。
さて、一夜が明け、新宿に到着すると再び東海道本線に乗り、一路、掛川を目指しました。
雨の東海道本線を東へ向かう臨時つばめ号、当時、通っていた八千代市内のつばさ模型店のショーウィンドウに飾ってもらった想い出の1枚となりました。
帰り道は、御殿場線を完乗し、千葉へ戻りました。
余談ですが、つばめ号といえば展望車マイテ49、旅立ちJR号にも使われ、時折、SLやまぐち号にも連結されていますが…
一度はつばめのテールマークをつけて走ってもらいたいものです。
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