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2011年6月19日 (日)

現代の門デフ

私が子どもの頃に憧れた「最後のSL急行日南3号」、その牽引機は宮崎のC57でした。九州の蒸気といえば門デフ(門司鉄道管理局式切り取りデフレクター)、特に水かき付きスポーク動輪のC55と門デフの組み合わせは美しかったと聞きます。切り取り除煙板は他にも長工式や後藤式などありますが、復活した動態保存機は標準デフレクターばかり、門デフを付けているのは九州の58654くらいでした。ランボードの低いハチロクに門デフはステーが長く、ちょっと間延びした感じがします。

58654s

H6.8 立野の33/1000に挑む58654SLあそBOY EOS5 EF80-200mmF2.8L RDP2

しかしながら、H19.10ばんえつ物語号のC57180にK7型デフレクターを取付、往年の門デフのC57を彷彿させる姿が見られることになりました。

Dsc_0689ss

H20.4 門デフ、HMなしで走るSLばんえつ物語号 D300 VR70-200mmF2.8G

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H20.4 日出谷のカーブを走る門デフC57180 D300 VR70-200mmF2.8G

C57sakidoriss

H21.2 門デフ、スノープラウ装備で走るSL春さきどり号試運転  D300 VR16-85F3.5-5.6G

C57chikisas

H21.2 一連の運行を終え木更津で佇むC57180 D300 VR16-85F3.5-5.6G

これに感化されたのか秩父鉄道のC58363にも2種類の門デフが製作され、時折取り付けられています。

C58363s

H21.11 K7(CH-1)デフのC58363 D700 28-75mmF2.8(A09)

Dsc_1523s

H22.11 K9デフを装備したC58363  D700 28-75mmF2.8(A09)

現代において、門デフを装着したC57が走る姿を見ることが出来るとは夢にも思いませんでしたが、今後もいろいろな姿を楽しませてくれそうです。

 

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