現在、蒸気機関車C11 190とC11 227が旧型客車を牽引するSLかわね路号、錦秋の大井川鐵道をドラフト音と汽笛を響かせて力強く走るその雄姿を撮影してきたので紹介します。
きかんしゃトーマスがソドー島に返り、検査を終えたC11 190、C11 227の2往復態勢でSLかわね路号が走る季節がやって来ました。
我が家から大井川鐵道は磐越西線ほど遠くはないのですが、全線高速道路を利用するとそれなりのお金がかかるので近年はさくらHMの時期か他の線区のSL運行が終わる冬休みの時期の訪問が多くなっていました。
大井川鐵道訪問は昔は臨時急行銀河51号や81号、ムーンライトながら等鉄道利用が多かったのですが、夜行列車もなくなり、11時台の101レは急行東海(特急東海)1号から乗り継ぐパターンもありでしたが廃止、撮り鉄なら早めの到着をしたいのと新東名島田金谷ICが大井川鐵道五和駅(合格駅に改称)に近いので近年は車移動で新金谷のコインパーキング利用が多くなりました。
今回は夜間移動だったので東名高速御殿場ICからR246~R1バイパス経由で移動してみました。
さて、大井川鐵道35年ぶりの新駅門出駅に併設しているKADODE OOIGAWAにC11 312が展示されますが、11月12日のオープンより一足先に その姿を見て来ました。

C11 312(KADODE OOIGAWA) posted by (C)jun Nikon Z6 Z24-200mm
国道の歩道から撮影しましたが、大代川側線で土に返りそうなC11 312の姿をみていた身としてはよくここまで復元したなと思います。
配管類が足りない気もしますが、オープンまでにどこまで仕上げてくるかも気になるところです。
新金谷で機関車の並びを確認して1038発の1003レSLかわね路13号がC11 190、101レSLかわね路1号がC11 227とわかりました。
C11 190は復活プロジェクトを支援したことからキャブ内のプレートに私の名を含むプロジェクト支援者・法人名が刻まれている(募金で復活させた)機関車、C11 227は私が初めて乗ったSL列車の牽引機でもあります。
桜の時期に訪問した時に田野口と大井川第二橋梁で撮り損ねたリベンジも兼ねて今回は沿線で撮影することにしました。
C11 190は門デフお召仕様の時に乗り鉄と沿線撮り鉄しましたが、通常デフお召仕様(ステンレス帯付)を見るのは初めてでした。
復活時にこの姿+社紋をデフレクターに掲げていましたが、当時は仕事が忙しくて試乗会に招待されても行けない状態でした。
やっとC11 190通常デフレクターお召牽引機の姿を見ることが出来ました。

C11 190新金谷車両区出区 posted by (C)jun Nikon D500 VR18-140mm
新金谷駅の出区・入換え動画は三脚に載せたNikon Z6を使用しましたが、その合間にNikon D500でドレインを吐き出すC11 190を静止画撮影してみました。
線路の向かいにある公園からも新金谷車両区が良くみえるのでお勧めです。(今回は早朝に動画のみ撮影しています。)
入換えを見ていると1003レがスハフ43(はつかり塗装)+茶色旧客の5両編成、101レがオレンジ旧客(トーマス客車)ということがわかりました。
普段は101レが茶色の正調編成なので珍しい組み合わせでした。
C11 190が客車に連結するところまで見届けて田野口へ向かいました。
大井川第一橋梁も捨てがたいのですが、次回の課題とします。
笹間川にかかる鉄橋に至る吊り橋が相変わらず立ち入り禁止であったので、C11 190門デフを撮ったのが最後になりました。

C11 190牽引SLかわね路13号 posted by (C)jun Nikon Z6 Z24-200mm
迷ったら田野口?大井川に架かる中徳橋からの撮影で両方向に撮影が可能です。
編成が長いと後押しの電気機関車が隠せるのと客車の屋根を見ることが出来ます。
片側が山なので動画撮影だとドラフト音もそれなりに拾えます。
静止画はNikon Z6、動画は正面・後追い共にNikonD500を使用しました。
明け方は8℃くらいまで冷え込みましたが、秋晴れで気温が上がり煙が物足りないかもしれません。
今の時期は山の陰になるので、真岡鐵道の有料撮影地と同様に曇りがおすすめです。
101レ通過までは1時間以上あるので大井川第二橋梁へ向かいました。
鉄橋手前のアウトカーブ側は先客あり、鉄橋の下はキャンプ場で駐車場所がなく、撮影場所に迷っていたら橋のインカーブ側で三脚を構えている人の隣に入れてもらえました。
中京圏から来た方で101レ通過まで楽しくお話させていただきました。

C11 227牽引SLかわね路1号(大井川第二橋梁) posted by (C)jun Nikon Z6 Z24-200mm
この仕上がりを見るとC11 190もこちらで撮ればよかったかも知れません。
大井川第二橋梁でSLを撮影したのはJR北海道のC62 3が火を落とした1995年11月以来です。
北海道へ行けなかった代わりにSL3往復運転日の大井川鐵道に臨時急行銀河81号等鉄道利用で撮影に来たのでした。
帰り道に当時東海道新幹線新駅だった掛川から0系こだま号に乗り、ビュッフェでカレーライスを食べたのもいい思い出です。
当時は裏の道路橋もなく撮影環境がかなり異なります。
河原から大井川第二橋梁を渡るC11 312を撮ったのはその時が最後です。
この後は千頭駅へ向かい、お目当てのSLやまぐち号用12系客車を撮影しました。

復活の時を待つSLやまぐち号用12系客車 posted by (C)jun Nikon Z6 Z24-200mm
SLやまぐち号用12系客車はまだ未整備のようで脱線したC10 8の整備解体のため千頭へ移動したのでしょうか?
子供たちが乗るきかんしゃトーマスに冷房付12系客車を運用し、現在オレンジ色になっている旧型客車を青か茶色に戻してくれたらうれしいのですが…
C11 227の転車台方向変換も撮りたいところでしたが、1004レが正調編成なので撮影場所確保のため千頭駅に長居せず、大井川第一橋梁へ向かいました。

C11 190牽引SLかわね路14号(大井川第一橋梁) posted by (C)jun Nikon D500 VR18-140mm
日が短くなるこの季節、大井川第一橋梁は山の影が伸びて来ます。
笹間渡1447発の1004レでこの状態(写真より右側に影が落ちています)、笹間渡1533発101レは別の場所で撮影することも考えましたが、46分しか間がないので、大井川第一橋梁抜里側下段から中段へ移動するに留めました。
結果は鉄橋の直線部分に影が落ちてしましました。
開き直って影の部分のみで撮るのもありかと思います。
煙は期待できませんが…
最後は新金谷駅へ戻りC11 227転車台の方向変換、入換え等を動画撮影しました。
最後に動画です。
【C11 190】錦秋の大井川鐵道【C11 227】20201031
蒸気機関車C11 190とC11 227が旧型客車を牽引するSLかわね路号。
錦秋の大井川鐵道をドラフト音と汽笛を響かせて力強く走ります。
C11 190は出区から走行シーン、C11 227は走行シーンと帰区を中心に編集しました。
千頭駅のSLやまぐち号用12系客車、門出駅併設のKADODE OOIGAWAで保存が決まったC11 312の雄姿も併せて収録しています。
C1,C2,C3の撮影をすることが出来ました。
この動画はNikon Z6&Nikon D500で撮影した一眼&一眼レフ動画です。
鉄道動画は起承転結がやりにくいですが、大井川鐵道は出区・下り沿線(乗車記録)・上り沿線(乗車記録)・帰区と撮影できるのでなかなか楽しいです。
帰りは新富士川までR1バイパスを利用してみました。
藤枝までは大渋滞でしたが、藤枝~富士は片側2車線の高速道路のようなバイパスが続きました。
まだまだ撮影してみたい場所はたくさんあるのですが、高速道路料金を節約する方法を見つけたのでまた訪問してみたいと思います。
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